登檣礼

登檣礼をすべての人に捧ぐ・・・

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荘園の亡霊 下

「どうでした、何か収穫はありましたかい?」
帰りの馬車に揺られながら、3人は遠ざかる荘園を眺めていた。
「まあ、それなりにな。あの屋敷はちゃんと人が住んでたってわけだ。知ってたか?」
軍人風の男が御者に言った。
「ほんとですかい?そりゃ知しませんでしたぜ・・・。へぇ、そりゃ庭もきれいなままでいるわけだ。なるほどなるほど」
御者は一人で納得したように笑い出した。



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[ 2013/04/09 20:51 ] 書き物 | TrackBack(0) | Comment(0)

荘園の亡霊 中

当たり前だが、屋敷の中は静まり返っている。至るところに飾り窓や明り取りの窓があるため、昼間は燭台やランプがなくても不自由なく暮らせる程度に光が溢れていた。
「ずいぶん明るいですね。幽霊話なんて縁の無いくらいに」
作家がメインホールを見上げた。こじんまりとした螺旋階段と、その中央から降り注ぐ光の柱。壁面にはさほど多くないものの、ステンドグラスやフレスコ画が飾られている。聖堂を思わせるような造りに、一同しばらく見とれていた。


バタンッ


[ 2013/04/08 21:48 ] 書き物 | TrackBack(0) | Comment(0)

荘園の亡霊 上

昼下がり。街が夜に向けて忙しなく動き出すにはまだ早い時分。

「ただいま閉店中」の看板がかけられた酒場には、数名の航海者たちが溜まっていて、交易商と称する一人の男の話に耳を傾けているところだった。


[ 2013/04/07 15:01 ] 書き物 | TrackBack(0) | Comment(1)

続・セビリアの酒場から

ロンドンは今朝も霧に包まれている。

おそらく太陽も見えないであろう霧の向こうの空と、桟橋の鉄杭さえ認識できない海。そんなものの狭間にたたずむ船もまた、霧の向こうへと沈んでいた。
漁の準備をしている小型の漁船か、あるいは深夜に入港して荷降ろしに手間取っている商船の甲板灯か。その類の明かりが霞む中、血でもにじんだかのように空気が染まっている箇所があった。周囲の明かりに照らされているのは、真っ赤な船体をした大型のフリゲート艦だ。


[ 2013/01/20 13:21 ] 書き物 | TrackBack(0) | Comment(0)

晦日、マルセイユにて

欧州の南蛮貿易熱もようやく一段落し、その熱を冷ますように冷たい風が港の城壁を撫でていく。あと半日もすれば今年も終わりを告げようとしていた。


今年は年明けを陸で過ごそうとする航海者が多く、港はいつにも増して賑わっていた。

人の集まるところには土産話が集まり、そして酒や肴も集まる。酒場に限らず、街の至るところで宴が始まりそうな、そんな年の瀬である。
マルセイユのパリ公爵別邸でも、貿易公社を中心とした年納めの宴が開かれ、欧州各地の商会や公社から多くの商人や高官が招待されていた。



[ 2012/12/31 14:59 ] 書き物 | TrackBack(0) | Comment(0)
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